当ページのリンクには広告が含まれています

邦画に“名作映画音楽”は存在するのか?印象に残る音楽を探して

movie
この記事は約4分で読めます。

「スゴい映画音楽ベスト20」に思うこと

先日テレビ朝日で「スゴいと思う映画音楽ベスト20」という番組が放送されていました。
ランキングには納得できるものも多く、楽しく視聴していたのですが、ふと気づいたのです。

あれ?邦画の映画音楽って、あまり語られない……?

ランキングに名を連ねた日本人は、坂本龍一さんと久石譲さんのみ。世界的に有名な方々とはいえ、それ以外の名前が浮かばない現状に少しモヤモヤしました。

邦画の中で「これぞ映画音楽!」と感じるものは?

洋画には、聴くだけでタイトルが思い浮かび名シーンがよみがえるような印象的な音楽が数多くあります。でも、邦画ではどうでしょうか?

真っ先に思い浮かんだのは、ドラマ『HERO』の「チャ、ラッ、チャ、ラッ……」というメロディー。でもこの作品は映画ではなくドラマ発。主題歌も宇多田ヒカルさんの楽曲なので、“映画音楽”とはちょっと違う気がします。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

「HERO」2015劇場版オリジナルサウンドトラック [ 服部隆之 ]
価格:2,196円(税込、送料無料) (2025/9/19時点)

そのほかに思い出すのは『踊る大捜査線』『相棒』『LIAR GAME』など、やはりドラマから映画化された作品が多く、本質的な“邦画オリジナルの映画音楽”がなかなか浮かんできません。

主題歌のある映画と、ない映画

邦画では主題歌がある作品が多く、テーマ曲がインストゥルメンタル(劇伴)のみという映画は意外と少ないかもしれません。

そんな中で思い出したのが、流行りそうで流行らなかった“インスパイアソング”という文化。

例えば『花束みたいな恋をした』では、主題歌ではなく、あくまでインスパイアソングとしてAwesome City Clubの『勿忘』が話題に。しかし映画本編ではインストのテーマ曲がエンドロールで流れ、どんな曲だったかはあまり記憶に残っていません。やっぱりCMで使われていた『勿忘』のほうが印象的なんですよね。

邦画に漂う“クラシック音楽”の気配

また、邦画における映画音楽の特徴として感じるのが「クラシック音楽の多用」です。

たとえば今話題の異色ホラー『8番出口』。
リズミカルで淡々とした雰囲気を持つラヴェル「ボレロ」が、印象的に繰り返し使われています。無限ループ感を強調する演出にもぴったり。

また過去作を振り返ってみると、『バトル・ロワイアル』ではヴェルディの「レクイエム」が、アニメにはなりますが『新世紀エヴァンゲリオン』ではベートーヴェンの「第九」が象徴的に使われています。

これらの選曲は、どこか荘厳で、少し不穏なムードを醸し出し、“美しさと怖さ”が同居する邦画ならではの演出としても印象に残ります。

クラシックの力を借りて、観る人の記憶に深く残る──
これもまた、日本映画における音楽演出の面白さかもしれません。

実写版「亜人」の音楽体験

ちなみに私が個人的に印象に残っているのが、実写版『亜人』の劇中曲。アクションと音ハメのテンポ感が心地よく、観ていて高揚感がありました。

音楽を担当していたのは菅野祐悟さん。ドラマや映画の劇伴も多く手がける実力派です。主題歌はあったんだっけ……と調べてみたら、THE ORAL CIGARETTESでした。覚えてなくてごめんなさい……

そういえば……あの曲があった!

「やっぱり邦画には名作映画音楽がないのか……」と少しがっかりしかけていた時、母がひと言。

「『マルサの女』は?」

——そう、それだ!!

「タラララーララ、ラーラ……」という独特なあのメロディー。唯一無二の存在感を放ち、第11回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞を受賞しています。

この音楽を手がけた本多俊之さんは、最近ではドラマ『新宿野戦病院』の音楽も担当。ジャズテイストで渋くてかっこいいサウンドが印象的です。

邦画ももっと“音楽”に注目を

もともと私は映画館でもエンドロールを最後まで観るタイプですが、これからは「音楽」にももっと注目していきたいと思いました。
邦画の魅力は、映像や演技だけでなく、音楽にもあるはず。
これからも、心に残る邦画の音楽を探し続けていきます。






今回ご紹介した映画音楽が気になる!久々に映画が見たい!という方はぜひ上の画像リンクからどうぞ👆サブスクにはない映画も格安で手軽にレンタルできますよ。

おうち時間のお供にもぴったりです。

追記:忘れてはならない“あの名曲”

そしてもうひとつ、忘れてはいけない有名な日本映画音楽がありました。

それは――
『犬神家の一族』の「愛のバラード」です。

1976年に公開されたこの映画は、市川崑監督・金田一耕助シリーズの代表作でもあり、その劇中音楽「愛のバラード」は大野雄二さんによって手がけられました。

サウンドトラックも同年に発売されており、哀愁と妖しさをまとった旋律は、映画の世界観と見事にマッチしています。
現在でも「和製サスペンス×音楽」といえば、この曲を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました